ぼくが20代半ばに影響を受けた音楽家です。
2016年に来日しています、が・・・ぼくは断腸の思いで、ライブに行くことを諦めました・・・。
あの時は本当に仕事を呪いました。
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Bugge Wesseltoft(ブッゲ・ヴェッセルトフト)
ノルウェーのジャズ音楽家、ピアニスト、作曲家です。
ぼくが彼の音楽に影響を受けた理由は、ジャズピアニストでありながらエレクトロを取り入れた楽曲に魅了されたこと。
また、北欧の独特な雰囲気を感じさせるピアノの旋律が心地よかったことです。
ジャズピアニストとして
ピアノのみのインストゥルメンタルの作品は、ぼくがそれまで聴いていたクラシック、またジャズとは違う、メロディーでした。
耳に残りすぎない、と思えば少し癖になる音の選び方。
丁寧に音を選んでいる、という印象です。
かと思えば、時折試みる実験的なフリージャズの要素もあったり。
確かなセンスで、前衛的な試みを続けている、目指すべきアーティストです。
バンドセットでの演奏ももちろん渋く、そして近代的です。
クラブ系の楽曲について
テクノ、エレクトロの要素を取り入れたセッティングの演奏、やられました。
四つ打ちのキックに派手なシンセに、管楽器やDJのスクラッチにピアノの旋律。
めちゃくちゃかっこいいです。
ジャンルや国境の枠を超えて、自分の音楽をより良い方向に近づけていく、そんな作業をしているように思えます。
初めて聴いたときのこと。
当時聴いていた音楽のジャンルは、エレクトロ、民謡、チップチューン、ジャズ、クラシック・・・要するにこれまで聴いてこなかった(演奏してこなかった)音楽を聴き漁っていました。笑
DTMをかじり出し、ギター以外での作曲に可能性を感じ、音楽知識の幅を広げようと考えていたからです。
そんな時に先輩に紹介してもらったアーティストの一人がBugge Wesseltoftでした。
馴染みやすいエレクトロニックなトラックから始まり、ピアノの旋律にはまり、現在に至ります。
計算されていないようで計算された、シンプルなトラックやメロディーは新鮮で衝撃でした。
「こういう音楽を作ってもいいんだ!かっこよすぎる!」と思いました。笑
当時のぼくは、自分の作る音楽に迷いがあったんでしょうね。
アーティストとして尊敬するところ。
言うまでもなく一流のアーティストですが、若い音楽家とのセッションや、様々な国の音楽要素を取り入れて、作品をリリースしています。
これまでのジャズやエレクトロニックなカテゴリを壊すでもなく、うまいこと融合させています。
インスピレーションの取り入れ方が積極的で、アウトプットが素晴らしくかっこいいです。
実験的なセッションは、見ていてスポーツのようなスリルを感じました。
自分が音楽を続ける上で、積極的なチャレンジはすごく重要なことだと感じています。
BUGGE ‘n FRIENDS
バンドスタイルです、最高にかっこいいです。
生楽器やボーカルと、シンセや打ち込みのかっこよさをぎゅっと詰め込んだようなバンドです。
もう本当に生で見たい!!
ちなみにぼくはERIK TRUFFAZ(エリック・トラファズ)というフランスのトランペッターに憧れて、20代後半になりトランペットを始めました。
そしてそのERIK TRUFFAZを初めて見たのがBUGGE ‘n FRIENDSでの演奏シーンです。
ERIK TRUFFAZについてはまたご紹介します!