PORTICO QUARTET「Art In The Age Of Automation」
PORTICO QUARTET(ポルティコ・カルテット)はイギリスの4人組JAZZバンド。
JAZZに縛られないエレクトロな音使いが、なんともいえないアンビエントな浮遊感を持つアルバムです。
前衛的で実験的。
音のチョイスや小気味好いドラムが気持ちいい!
かと思えば浮遊感のある、アンビエントな雰囲気・・・。
そして楽器の生音ではっと現実に帰る、アルバムを通してこの繰り返しでした。
結果としてアルバム全体でまとまりがあり、ひとつの作品としてストーリー性を感じさせました。
クラブでかかる、ゆらゆら踊ってチルしたい曲が多くて気持ちいいです。
ジャンル
ショップのレコメンドやジャンル分けを見ると、ジャズに分類されていることが多いアルバムです。
聴いた感じはエレクトロの要素が多い印象。
ただジャンルの解釈は人それぞれで、近年多様化していることは事実です。
ざっくりアンビエント、としてしまうと音がはっきりしすぎているような・・・。
ジャンル分けって難しいです。
文化やジャンルがミックスされ、多様化している近年の音楽で、無理やりジャンル分けをすること自体ナンセンスなのかもしれません。
UK音楽シーンについて
洗練されて、独自の発信力のあるバンドが多いイメージです。
ジャンルの話と少し重なりますが、クラシック、ロック、プログレ、ジャズ、エレクトロ・・・、いろんな要素をミックスされてきています。
GoGo Penguin(ゴーゴー・ペンギン)なんかはPORTICO QUARTETよりもジャズの要素が多いと思います。
それはたぶんそれぞれのルーツというかバックボーンによるもの、もしくは意図的にそうしている?本人に直接聞かないとわからないですけど。笑
ピアノの音やウッドベースのいわゆるジャズっぽい音が印象的なので、ゴーゴー・ペンギンはジャズ要素が強く聴こえるのかもしれませんね。