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Kamasi Washington「Harmony of Difference」
Kamasi Washington(カマシ・ワシントン)はアメリカのサックスプレーヤー。
メロディアスなプレイと、迫力のあるサックスの音色に圧倒されます・・・。
8月に発売されたこのアルバム、落ち着いた大人の雰囲気と、ヤンチャな一面が覗く名盤。
JAZZサックスプレーヤーの最重要人物
アフロがトレードマーク。
プレイを聴くと二度と忘れることができないでしょう。
LAジャズの若手で、唯一無二の存在感。
ここまで特徴的なサックスの音色を現在進行形で聴けるなんて最高。
激しい音色が心まで響きます。
単純なパワープレイではなく、美しいサックスの音色とメロディーが感動的。
激しいサックスとスピリチュアルなサウンド。
ぼくが最初に聴いたアルバムは「The Epic」というアルバム。
一曲目からやられました。
(ちなみに何かのフェスでBonobosがSEで使ってました)
特長的なのは、ど迫力で畳み掛けるようなサックス・ブロウ。
さっきまで優しかったのに、急に機嫌が悪くなって暴れ出す。
そこまでやるのか!ってぐらい襲いかかってきます。
そしてロープ際でラッシュかけられてるボクサーのような気持ちで、脳内がサックスの旋律でいっぱいになり、気持ちよくなります。
ラストの「Truth」は13分30秒。
それまでの曲が3〜4分なので、意図的な狙い丸出しです。
まるでクラシック音楽のようなストーリー性。
ジャズスタンダードのようにアドリブをそれぞれ回していくのではなく、ひとつの作品としてしっかり完成している「大作」だと思います。
各楽器の別々のメロディーがハーモニーを創り出していく展開は、爆音で聴きたい曲のひとつ。
歌詞はないけど、会話をしているような曲展開です。
「ところでどうだい?」みたいなアメリカンなノリで。(完全にイメージですが)
去年かおととし、来日してましたが、例のごとく行けませんでした。