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Vulfpeck 「Mr Finish Line」
Vulfpeck(ヴルフペック)はアメリカ、ロサンゼルスのファンク・バンド。
ファンクといってもブラックミュージック色はそれ程濃くなく、ポップでユニークな曲調がおしゃれな、ぼくの大好きなバンドです。
「Mr Finish Line」は昨日リリース!(2017年11月7日)
マークしてた訳ではないですが、アップルミュージック様のおかげで情報をキャッチできました!
かっこいい!
そして相変わらず、かわいい!笑
音選びに新しいセンスを感じるバンド。
きれいで小気味良いカッティングのギター、シンプルで無駄のない要所で決めるドラム、そして何よりぼくが好きなのはベース!
古き良き時代の音がなんとも言えず、またファンクなベースラインが、ギターやボーカルの下で歌うように流れています。
どのパートも遊び心があり、最小限で曲を完成させる音楽センスが素晴らしい!
前作の「The Beautiful Game」も秀逸な作品。
2曲目の「Animal Spirits」と4曲目の「Conscious Club」、10曲目の「Cory Wong」を是非聴いて頂きたいです!
サウンドに特徴があって、彼ららしさ満開です。
尖った曲ではなく、ちょいノリな感じでさっくり聴けるのが良いところのひとつ。
「Mr Finish Line」おすすめは1、3、4、8曲目。
ミニマル・ファンクバンドと呼ばれるVulfpeck。
「Mr Finish Line」でも音の数が少ない曲たちをイメージして聴いていましたが、アルバムが中盤にさしかかるにつれて、バンドサウンドにも厚みが出てきました。
でも心地よい程度の厚みです。
畳み掛けてこない、リラックスして聴けるBPMとノリの良さはまさにミニマル・ファンクバンド。
キメの独特なノリと(仰け反るような少し遅れがちなキメ)、シンプルながらも構成をしっかり練った音楽感で、飽きることなく次の音を期待してしまいます。
それからブラックミュージックを漂わせるメロディーと、キュートな音使いが絶妙にマッチしています。
Jackson5を彷彿とさせると言えば近いかな?
1曲目の「Birds of a Feather, We Rock Together」がアルバムの始まりとしては意外な感じがしましたが、随所に彼ららしさが出ています。
Antwaun Stanley(アントウォウン・スタンリー)との相性も良く、おしゃれでメロディアスな仕上がり。
3曲目の「Mr. Finish Line」はアルバムタイトルにもなっている曲だけあって、アメリカらしい、ポップファンクといったイメージ。
ボーカルとギターが心地よいハーモニーを奏でています。
4曲目の「Tee Time」。ぼくはVulfpeckのインストの曲が好きで、大音量で聴きたい一曲です。
いや聴きたいじゃなく、クラブとかで開放感を感じながら踊りたいなと。
8曲目の「Vulf Pack」。バンド名を曲名にしちゃった。
しかしそれもそのはず、この曲がまさにぼくのイメージするVulfpackです。
他の曲にも言えることですが、どこかノスタルジックでレトロな印象がありながら、それが新しく聴こえるセンスを彼らは持っています。
本音を言えばヘッドホンでもなく、クラブでもなく、ライブが見たい!(当たり前)
どうです?かっこよくて、かわいいでしょう。
来日待ってます。