サッカーは世界で最も愛されているスポーツのひとつ!
日本のようにまだ歴史が浅い国から、ブラジルのようにサッカー文化が生活に根付いている国まで、熱量に差はありますが、おそらく世界中どこに行ってもサッカーを知らない国はないと思います。
2018年にロシアW杯が開催されるにあたり、各国のサッカー事情を調べました!
日本のサッカー人気をこれからも高めていく必要があると感じている、ひとりのサッカーファンとして、分かりやすく簡単に説明できればと思ってます。
今回は「スペイン編」です。
各国のまとめ記事はこちら↓
コンテンツ
スペインのサッカーについて
日本での愛称は「無敵艦隊」。
スペイン国内で、最も人気の高いスポーツがサッカーです。
クラブチームのレベルが高く、レアル・マドリードやバルセロナは世界で最も知名度の高いクラブチームのひとつではないでしょうか。
歴史
19世紀後半にイギリスからサッカーが伝えられる。
そこから世界トップレベルのクラブチームを有する国として、発展を遂げる。
どのチームも地域と非常に密着しているのが特徴。
(サッカーに熱狂的な国はほとんどそうですね、スペインも例外なく、です。)
またカタルーニャ州の独立運動が騒がれており、実現した場合現在のサッカーにどう影響が出るのか注目されている。
特徴
- 速いパス回しと連動性。
個々のトラップ、パスの精度が高い。
国内リーグのビッグ2として、レアル・マドリード、バルセロナが君臨しており、必然的に両チームのスペイン人を主体としたメンバー構成に。
特にバルセロナはスペイン人の割合が多いメンバー構成の為、スペイン代表=バルセロナのサッカーと言っても過言ではありません。
それ程バルセロナのプレースタイルが完成形に近いとされている証拠でしょう。
- 崩す戦術
ディフェンスラインから攻撃を組み立て、相手ゴールまで崩せるオフェンス能力を持っている国。
特に中盤に優秀な選手が多く、ショートパス、ロングパスの精度も高い為、オフェンスのバリエーションが多い。
ゆっくりパス回しをしたかと思えば、縦のロングフィードで一気にゴール前まで持ち上がるシンプルさも持ち合わせています。
- 経営の格差
少しネガティブな話ですが、レアル・マドリード、バルセロナと他のチームの資金力に大きな格差があります。
下位チームのレベルは高いものの、海外のタレントを多く集められるトップ2のクラブに比べて劣ってしまうのは事実です。
過去のW杯の成績
意外にも1回しか優勝していない。
2010年の南アフリカ大会が初優勝。
イニエスタの決勝ゴール!
あの場面での落ち着き、からの強烈なシュート!
素晴らしく劇的な瞬間、カメラワークやスペイン人の熱狂っぷりも素敵。
リーグについて
スペインのリーグ戦は「リーガ・エスパニョーラ」。
「ラ・リーガ」と呼ばれることもあります。
ブンデスリーガ(ドイツ)、セリエA(イタリア)、プレミアリーグ(イングランド)に並ぶ世界四大リーグのひとつ。
カップ戦
「コパ・デル・レイ」という大会がリーガ・エスパニョーラと並行して行われます。
正式名称は「スペイン国王杯」。
サッカーシーズン
8月〜5月。
日本との関係
数々の日本人選手がリーガ・エスパニョールにチャレンジしていますが、大きな結果を残すことなくチームを去っています。
中村俊輔、大久保嘉人など、一時期輝きを見せたものの、大きなインパクトは残せませんでした。
ただし、乾選手(エイバル)が今年ブレイク中です、かなり楽しみです。
バルセロナ戦の2ゴールは圧巻。
柴崎選手(ヘタフェ)のゴラッソもバルセロナ戦!
依然として日本人選手にとってのスペインでの活躍は、ひとつの鬼門となっているのが事実ですが、徐々に存在感を見せてくれています。
有名選手
現役の5人をリストアップします。(2017年現在)
- ダビド・シルバ(FW/MF)
- アンドレス・イニエスタ(MF)
- セルヒオ・ラモス(DF)
- ジェラール・ピケ(DF)
- ダビド・デ・ヘア(GK)
まとめ
スペインの速いパス回しと個々のつなぐ意識の高さ、フィニッシュまでのプランが好きです。
また国柄で言えば、フィジカルよりもテクニック、攻撃に重点を置くのがプレースタイル。
見ていて楽しいのがスペインサッカーの魅力でもあります。
今回こうやってスペインのサッカー記事まとめを書いていますが、カタルーニャの問題はかなり気になります。
ビクトル・バルデス、ジェラール・ピケ、カルレス・プジョル、セルヒオ・ブスケッツ、シャビ・エルナンデス、セスク・ファブレガス、ジョアン・カプデビラなど、カタルーニャ人が多数代表に選ばれていることから、スペインサッカーはもしかするとこれからかなり変貌を遂げるかもしれません。
(カタルーニャというサッカー強国がひとつ増えることになるかも?)
また、バルセロナはカタルーニャが本拠地のチーム。
もしも政治的原因で切り離されることになれば、世界のサッカー事情が大きく変わることでしょう。
もうひとつ気がかりなのは、ドーピングなどの不正行為。
裏の部分で良い話をあまり聞きません。
久保建英くんがバルセロナユースを離れることになったのも、バルセロナが18歳未満の外国人選手獲得・登録違反をしたせいです。(久保くんは悪くありません)
人気、実力に伴う大人の事情もあるでしょうが、いちファンとしてはリーグはひとつにまとめて、今のようなプレースタイルを見せて欲しいと思っています。
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